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午前6時半。まだ暗い中を出発。昨夜半から、もの凄いスール(南風)が吹き始める。ここは南半球だから、南風が冷たいのである。これが吹き始めると数日続き、気温もぐっと下がる。
午前11時。舗装路に出る50km手前で、車が遂にダウン。ミッションボックスに穴が開いてオイルが吹き出し、ブレーキカバーは外れてマフラーは潰れてしまった。サスもへたりまくっていて、これ以上走ればタイヤもバーストしてしまうだろう。3ヵ月にわたる無理な走りのストレスが、ここに来て一気に爆発したのだ。ボリビアの道は、やはり必ず何かをやらかしてくれる。
しかしまた、何が起こってもどうにかなるところがボリビアでもある。道端のメカニックやら運び屋のような男たちやらが何処からともなく集まってきてトレーラーBOXをピックアップトラックの荷台に乗せ、車は牽引してサンタ・クルスまで運ぶという。運び賃は、しめて65$。他に手もなく、ボリビアの悪路を知り尽くした男たちの力を借りることにする。ともかくサンタ・クルスまで行き、車を直さねばこの先に進めない。サンタ・クルスの先に、この旅の最後のヤマ場、アンデス越えが待っているのだ。
悪戦苦闘の末、午後4時半にサンタ・クルス着。快適な4つ星ホテル「コルテス」は、島袋さんのお陰で半分の料金になった。ともかく、全員キナコ餅のような状態。トラックの荷台に乗った薄井など、アフリカのナントカ族のようになっている。
シャワーを浴び、全員で「ケンちゃんラーメン」へ。ギョウザとキムチチャーハンが旨い!サンタ・クルス周辺には沖縄からの移民が多く、日系人社会がしっかり根を張っている。
夜中になってもスール吹き止まず。気温が下がってフリースを着ないと寒いくらいになった。
風景も気候も劇的に変わった1日。これから向かうのは冬のアンデスだ。
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| ■牽引されて線路を渡る |
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| ■埃の町で食事 |
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| ■煮込みかけご飯 |
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