|
午前7時出発。スリナム国境に向かって走る。道の状態は良好だが、家も人影もないのは同じ。なんとも退屈な風景が続く。しかしそれでも、スリナム国境に近づくにつれて、僅かだが民家らしきものと、掛け小屋にパイナップルやかぼちゃを並べたもの売りが沿道に現れ始める。数も少ないし活気もないが、それでも今までよりはマシだ。仏領ギアナに入って初めて、人の営みのようなものを感じる。
一つの掛け小屋の前で止まり、奥の粗末な家から出てきたおばさんにカメラを向けたら、もの凄い勢いで怒られた。怒るというより、脅えている感じ。おばさんは全くのアフリカ系黒人で、言葉も初めて聞く言葉。ホセによれば「マルーン」と呼ばれる人々で、逃亡奴隷の末裔たちだそうだ。
売っているのはパイナップル、カボチャ、ニガウリ、サトイモ等。おばさんからパイナップルを買い、国境の町、サン・ローラン・ドゥ・マロニーに向かう。パイナップルを買ったら機嫌がよくなったのに、カメラを向けたら、また怒った。
明日、これもまた全く未知の国、スリナムへ入る。
一体、どんな国なのだろう。
|