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もの凄いスコールのため、出発を10時に遅らせる。
小降りになって走り始めるが、半分の250kmは雨に打たれっぱなし。温かいから助かるが、それでも雨中の走りは格段に疲れる。しかも、巨大なトラックたちと抜きつ抜かれつしながらの走りだ。
600mほどの高原地帯が終わる頃には天気も回復。
波打つようなもえぎ色の丘陵の殆どが広大な牧場で、レローネ種と呼ばれる、白いインドコブ牛が現れ始めた。ブラジル南部の、牧畜と農業が盛んな土地の始まりだ。牧場の間にはこれまた広大なサトウキビとトウモロコシの畑が点在する。
空は青、木々と草は緑、そして土は赤に青と緑と赤の三色が、ブラジル内陸部の風景を象徴する色だ。そのどれも、太陽の下では目を刺すように鮮やかだ。
昼食は、街道のあちこちにある「シュラスケリア」で。「シュラスケリア」はブラジル名物、焼いた肉を次から次へ持ってくるシュラスコを食べさせる店で、肉の他にもサラダやパスタと色々並んでいて、一人500〜700円で食べ放題のバイキング式。肉がいらない人は、おかずを山盛りにした皿の重さで料金を払うやり方を選んでもいい。
いずれにせよ、料理に限らずブラジルは全てが多彩でバリエーションに富み、各々が自己主張しながら、しかし共生共存している国だ。料理然り、音楽然り、人種然り・・・。ブラジルは巨大なだけでなく、無数の要素が混在していて奥深い。その多彩さといいエネルギーといい、ラテンアメリカの巨人は間違いなくブラジルだろう。
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