日本らしい趣を色濃く残す街並。そこへ一歩足を踏み入れると、古き良き文化や趣に触れることができます。「和の街」と呼びたい、そんな“なごみ”の空間。
それは海外の人々に向かってちょっと胸を張りたくなるような、とっておきの場所だったりします。
「和」を楽しみ、こころ憩う、そんな旅はいかがですか。
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#8 |
山口県・萩 |
毛利氏36万石の城下町として栄えた歴史をもつ山口県、萩。
明治維新胎動の地でもある萩は、吉田松陰、木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文など多くの逸材を輩出しています。天災や戦災を免れた萩の街には現在もなお毛利藩政期に形成された城下町の佇まいが受け継がれており、萩城跡や武家屋敷、町家、古刹等のまちなみ、歴史的な景観が数多く残っています。
萩といえば誰もが思い浮かべる土塀と夏みかん、その景色の中へ。
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今回のなごみ人 加藤 恵美子 |
昔と変わらない迷路のような路地に導かれた
いろいろな場所は、穏やかな雰囲気にあふれていました。
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山口県の瀬戸内側より、山々を越えて萩へ向かった。
決して交通の便が良いとはいえないが、里の風景を満喫しながらの道中は美しい。
山々から集まった水は、西は松本川、東は橋本川の二つの流れとなって日本海へと注ぐ。
街を挟むように流れる川は、かつては人びとの暮らしに欠かせないものであり、城下町を守る自然の堀としての機能も果たした。
江戸時代の地図がほとんどそのまま使えるという。
道は狭くても窮屈さを感じ無いのは、背の高い建物が少なく、空が広いからだろう。
萩の散策は自然とゆったり穏やかになる。
土塀と夏みかんは萩の象徴。
歩いているとあちこちに見られる。
冬でも青々と生い茂る葉、黄色い果実が、
土塀と美しいコントラストを織り成している。
あっ!
「こんにちは、日向ぼっこですか。」
「うにゃん、ぐるぐるぐるぐる、、、、、、、。」
毛利公が治めていた時よりこの地に続く口羽家のお屋敷にお邪魔する。
さすが上級武士の系譜、ご当主はとてもしゃれた紳士。
「夏みかんの花が咲く頃には、歩いていてもいい香りが漂ってくるんですよ。」
口羽家の敷地は橋本川に面している。
庭にでて清らかな流れに対面、心が和む。
この美しい眺めも昔と変わってはいないのだろう。
「鍵曲」と書いて「かいまがり」と読みます。
侵入者を迷わせ追い詰めるためにわざと見通しがきかないよう、
塀を高くし鍵の手のように屈曲させた路地の造り。
先をうかがいながら散策。
菊ヶ浜は、まさしく白砂青松の美浜。
砂浜にはゴミも無く、寄せる波も澄んでいる。
少し屈んで貝を拾ってみれば、、、ほら。
貝までとてもキレイ。
左手に指月山を望む萩商港の釣り日和。
釣り糸の先に小魚が群れる、澄んだ海水。
萩は海も魅力のひとつ。
この港からは見島や大島などへ渡る定期船も出ている。
あっ!しなった!
きらきらと輝く魚影、あがったのはクロダイ。
黄色い眼といぶし銀の体色。
夏みかんと土塀の趣にちょっと似てる?
萩は吉田松陰、木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文など、
維新の志士たちを多く輩出した街でもある。
松下村塾は小舎だが、身分や階級を問わず受け入れられた門下生たちの
時代への志は熱く、そして大きかった。
街の佇まいは穏やかで、路地も海や川も清らか。
凛とした志がこの城下町には受け継がれているのだろう。
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「せこむらいふ」紹介
ホームセキュリティのセコムが会員の方にお届けしている季刊誌「せこむらいふ」では、
新企画「海外に誇れる“日本の街”」がスタート。過去10年間にわたって連載された
「旅シリーズ」の執筆陣と読者によって“海外に誇れる”と推薦された日本の街を、
新たな旅を通じて紹介していきます。
この企画を受け、旅チャンネルでは古き良き街並みや文化、穏やかな暮らしの残る
「和を感じさせる街」に特化し、「和街(わのまち)」と名づけて、和みの旅に出ました。
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加藤恵美子(かとう・えみこ)
東京都出身 趣味で着付けや華道をしていたので、和の旅に出るのが楽しみです。 |




















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