日本らしい趣を色濃く残す街並。そこへ一歩足を踏み入れると、古き良き文化や趣に触れることができます。「和の街」と呼びたい、そんな“なごみ”の空間。
それは海外の人々に向かってちょっと胸を張りたくなるような、とっておきの場所だったりします。
「和」を楽しみ、こころ憩う、そんな旅はいかがですか。
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#10 |
広島県・竹原 |
遥か平安時代、京都下鴨神社の荘園として栄えた歴史から「安芸の小京都」と呼ばれる竹原。江戸時代後期に製塩と酒造業で栄えた古い屋敷や由緒あるお寺と格子の町並みが往時を偲ばせます。
落ち着いた静けさと懐かしい日本の風景が訪れる人々の心を和みに誘います。
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今回のなごみ人 加藤恵美子 |
時を刻んできた街並みを大事にし、当たり前のように竹と暮らす、、、。
そんな様にこころ穏やかになりました。
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竹原のまちなみ散策で最初に出会ったのがこの方。
竹原に縁のある江戸時代後期の儒学者「賴山陽」
ちょっとお顔が大きく感じるのは私だけ?
その昔、竹原は製塩と酒造で栄えたという。
街中を流れる本川には積出港の跡だという段々が残っているが
知らないと見過ごしてしまいそう。
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竹原塩は新潟、山形方面の諸港へと送られ、その塩が届くと
「竹原がきた」といわれるほど有名であった。
広島のおよそ八割を占めたという塩の生産による経済的発展により、
竹原の町人文化が栄えたという。
市の重要文化財になっている松阪邸は当時の繁栄を偲ばせる商家の邸宅。
その菱格子の塗り込め窓に猫を発見。
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吸い込まれるように細い路地を進めば、漆喰の町家が立ち並んでいる。
開けるとそこは本町通り。このあたりは竹原のまちみ保存地区とされているが、個人のお宅がほとんどであり、日常の暮らしがある。
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食事処の軒先に干し柿を発見。
店から出てきた方に「どちらからきたん?」
その方は竹原の街並み保存会の会長だった。
小さな山柿をぽんと下さった。
「これはもと渋柿よ」
この日も本町通りの裏山の草刈をしているという。
手入れをしてるからこそ、この街並みが残されている。
春になれば20年前に彼が植えたという桜がこの街並みの美しい背景になるという。竹原をいつまでも美しく残したい、、、彼の街への愛と生きがいを感じる。
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願いをかけながらお地蔵様を抱き上げる。
そんなことしてもいいの?
いいんです。
その時、思ったよりも軽く感じるならば願いが叶うという、
こちらは「お抱え地蔵」様。
竹原という地名のとおり、竹林の多い土地であった。
陽を受けて輝く竹林がさわさわと風に揺れていた。
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竹林も人の手をかけなければ、荒れた竹やぶになってしまう。
下草を刈り、間伐し美しい竹林は生まれる。
竹は節と節の間隔が伸びることで背が高くなる。
一日に1メールも伸びることもあるという。
「まちなみ竹工房」で竹細工を体験。
「最初だけ教えるから、後は自分でやってみなさい」
習うより慣れろ。でもなれない手元を見守るまなざしは優しい。
きっと子供の頃は山から竹を切ってきては、
鉈や肥後の守で細工して遊んだことがある人たちだろう。
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弾力としなやかさをもつ竹材は人の手によって美しい造詣になる。
プラスチック製品が普及した現在では、竹の需要は激減しているらしい。
胡堂は商売繁盛の神様であり、善男善女の縁結びの神様として信仰されている。
私にもご利益ありますように。
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西方寺の階段をあがり、振り返る。この景色は、胡堂とともに大林信彦監督の映画「時をかける少女」の
ロケ地であった。(尾道だけじゃなかった!)
西方寺の観音堂である普明閣は。京都の清水の舞台に模して建立されたという。ここからは安芸の小京都、竹原の街並みが一望できる。
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時代とともに暮らしが変わり、生活文化もずいぶんと変わりを見せてゆく。
文化は暮らしとともに受け継がれていかないとすぐに消えてしまう、、、云々。
そんなことを感じた竹原であった。
(日本人が時間をかけて身につけた文化や技術、美意識は、受け継がれないとすぐに消えてしまうような、、感じ)
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「せこむらいふ」紹介
ホームセキュリティのセコムが会員の方にお届けしている季刊誌「せこむらいふ」では、
新企画「海外に誇れる“日本の街”」がスタート。過去10年間にわたって連載された
「旅シリーズ」の執筆陣と読者によって“海外に誇れる”と推薦された日本の街を、
新たな旅を通じて紹介していきます。
この企画を受け、旅チャンネルでは古き良き街並みや文化、穏やかな暮らしの残る
「和を感じさせる街」に特化し、「和街(わのまち)」と名づけて、和みの旅に出ました。
セコムホームページ
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加藤恵美子(かとう・えみこ)
東京都出身 趣味で着付けや華道をしていたので、和の旅に出るのが楽しみです。 |
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