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大阪に続き、関西の秋を楽しみに琵琶湖を訪れた。滋賀県琵琶湖には以前琵琶湖の南東に位置する大津へお邪魔したことがあったが、今回は琵琶湖の北東に位置する長浜へ行ってみた。古い町並みが残ると聞いていたのと、絶品のふなずしが食べられることを期待してであった。 |
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夕方、まだ五時前だが、昼から休み時間無しで営業している「住元」へ向かった。琵琶湖の郷土料理研究所の異名を持つ店で、ふなずしなど自家製の郷土料理が食べられると言う。大通寺の表参道に並ぶ古い街並みの中にあるのだが、居酒屋としてもなかなかの門構えだ。店内は、くの字に曲がったカウンターだけだ。別に個室があると後で聞いたが。 |
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次に向かったのは、昼間、古い町並みを楽しんだ朝日町にある「能登」。暖簾には割烹とあるので、ちょっと不安であったが、視聴者の方からの情報があったのですぐさま飛び込んでみた。玄関を開けるとそこは、一流の割烹。ただすぐ脇に5席ほどのカウンターがある。カウンターなら安心だ。まだ客のいないカウンターに腰を下ろした。若女将らしき女性に生ビールをお願いし、肴はお勧めでテナガエビのから揚げにした。テナガエビは琵琶湖で獲れる淡水海老だそうで、本物はかなり珍しい。からっと揚がった海老はビールに良く合う。続いてしめ鯖とうざくをもらい、再び「七本槍」の燗をいただいた。話を聞くと、若女将だと思っていた女性は実は女将さんで若いご主人が旦那さんだそうだ。以前この「能登」という店は、一度閉店したが、常連客の要望が強く、昔ここで働いていたことのあった現在のご主人が再開させたらしい。若いご夫婦が昔の名店を復活させるとはたいしたものだ。人懐っこいご夫婦の性格も幸いし、割烹の堅苦しいさが無い大変良い店に仕上がっている。若いご主人にそんな話を聞いていると最後に、ふなずしは食べましたか?と聞かれた。先ほど一切れ食べましたが、と答えると、家のも美味しいですからと一口試食さてもらった。これが、さきほど「住元」で食べたものと同じく臭みも無く大変素晴らしい。やはり、この長浜のふなずしは日本一の味だ。そう確信した。(後は番組でご覧ください。) |
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もう二軒良い居酒屋を発見したので、後はバーだ。長浜で最も古いバーと聞いていた「ボン」へ向かった。歴史を感じるドアを開けると店内は意外に広く、L字のカウンターの角には大きなモニターがあり、ジャズライブの映像が流れていた。店内に客は無く、若いバーテンダーの前に座りジントニックをお願いした。ジントニックはなかなかの味で、長浜最古のバーにふさわしい味だ。その後、マスターが登場し、様々な話をお聞きした。マスターはこの地域のジャズファンの取りまとめ役で、毎年3〜4回ジャズメンを呼んでライブを行っていることなどなど。マスターは、この近辺のバーにも詳しいようで、最後に一軒新しいバーを紹介していただき店を出た。(後は番組でご覧ください) |
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最後に泊まったホテルの二階にあるバー「スピークイージー」に向かった。ホテルの二階とは言え、立派なドアを開けると、そこはカウンターだけのシンプルなスペース。しかし、バックバーにはボトルが低く並ぶ渋いバーだった。カウンターの中には若いが渋めのマスターが一人。10人ほど入るカウンターには客が半分ほど。一人で捌くには大変だ。案の定、私が注文するまでしばらくかかった。最初にジントニックを頼み、しばらく店内を眺めると、照明を落とし、ほとんど飾りの無いシンプルなインテリアが心地良い。良い店だ。そして、出来上がってきたジントニックも素晴らしい。しかし、マスターは無口なのか、カクテルを造るのに忙しいのか、余り口を開かない。客は若い人間が多いが、それなりにバー文化が根付いているようだ。これからもっともっと良くなって行くだろう。 |
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初めて訪れた長浜であったが、歴史文化を大切にした趣のある良い町だった。料理にもそれが表われ、ふなずしに代表される琵琶湖の歴史ある味が、脈々と続いている素晴らしい場所だった。京都に代表される関西料理の大元は琵琶湖にあるのかもしれない。 |
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